猗窩座の過去は何巻の何話に登場?ファンが涙した原作の神回はこれ!

鬼滅の刃の中でも、特につらい過去を持ち多くの読者を泣かせた猗窩座

敵キャラクターとして登場した彼が、実は悲しい運命を背負った一人の青年だったこと。

2025年7月18日公開の「劇場版 鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来」では、その過去が描かれています。

この記事では、猗窩座の人間時代から鬼になるまでの経緯、最期のシーンまでを、原作の巻数や話数とともに解説していきます!


原作を読み返したい方も、映画で気になった方も、猗窩座というキャラクターの姿に触れてみてください。

目次

猗窩座の過去が登場するのは何巻・何話?原作の神回とは?

猗窩座の過去が描かれているのは、「鬼滅の刃」原作コミックスの第18巻154話から156話にかけてです。

この3話では、上弦の参として長い間鬼として暮らしてきた猗窩座が人間だった頃の記憶、家族や恋愛模様、そして鬼舞辻無惨との出会いが描かれています。

過去の恋愛について描かれた鬼は、ほとんどおらず、共感を呼ぶきっかけにもなりました。

特に第156話の「ありがとう」では、猗窩座の記憶が蘇り、因縁の相手である炭治郎に感謝の笑みを浮かべた後、鬼としての道を自ら断つという衝撃的な展開が起こります。

これは読者から「鬼滅で一番泣ける神回」と言われています。

初めは大人気キャラクターである煉獄杏寿郎を死亡させた鬼として、衝撃が走りショックを受けた方も多いと思います。

しかしこの回は、猗窩座が好きになる名シーンとして、多くのファンに支持されています。

ユウ

映画版では、この神回と呼ばれるシーンがしっかりと描かれており、思わず涙を流す方もいました!

猗窩座の人間時代|父・慶蔵・恋雪との辛すぎる過去

ここからは、猗窩座の過去についてさらに詳しくご紹介していきます。

猗窩座が鬼になる前の名前は「狛治(はくじ)」でした。

病気の父を看病する傍ら、薬を手に入れるため幼い頃から盗みを繰り返しており、罪人の刺青が腕に刻まれていました。

何度も捕まり体罰を受けながらも、懸命に父を支えようとしていました。

しかし、狛治の父は「人様から金品を奪ってまで生き永らえたくない。真っ当に生きろ。」と遺言を残し、自ら命を絶ってしまいます。



この出来事は、狛治の心に深い傷を残し、人々に暴行を加えるなど自暴自棄になってしまいました。

その時、誰の手にも負えなかった狛治を簡単に制圧する慶蔵(けいぞう)に出会います。

慶蔵は素流という素手で戦う道場を経営していました。

なかなか弟子に恵まれないことに悩んでいた慶蔵は、狛治を弟子として迎え入れました。

その道場には、慶蔵の娘、恋雪(こゆき)がいました。


恋雪は体が弱く、狛治はその看病を任せられます。

看病の日々が続きましたが、狛治にとって全く苦ではなく、少しずつ二人の間には絆が芽生えていきました。

やがて恋雪の病状が快方に向かい、恋雪にも気に入られていたことから、狛治は婿として迎えられることになります。

そんな恋雪と見た花火大会は、二人にとって最高の思い出となりました。


人生の希望を取り戻し、真っ当に生きることができるのだと幸せの絶頂にいた狛治。

しかし、祝言を上げる直前、敵対する隣の道場の生徒たちによって慶蔵と恋雪が毒殺されてしまいます。

狛治は墓参り中で留守にしており、変わり果てた2人を見た狛治は激怒。

相手道場の人間たちを素手で皆殺しにしました。



この極限状態の中で無惨と出会い、何もかも失ったことから、猗窩座としての人生を選び、人間の頃の記憶は忘れ去っていきました。

ユウ

猗窩座は抵抗する間もなく、無惨に血を与えられているため、ほぼ強制的に鬼にさせられたとも言えます。

猗窩座の最期|自ら命を絶った理由と恋雪との再会

猗窩座は、長らく鬼として戦いを重ねてきましたが、無限城での戦いで激しい戦闘の末、とうとう首を斬られます。



しかし、首を押さえ再生を試み、頭を失ってもまだ技を繰り出すことのできる猗窩座。

猗窩座と対峙していた炭治郎や、水柱の富岡義勇はすでに体力の限界を迎えていました。

とどめを刺さねばと技を繰り出そうとした瞬間、恋雪の泣きすがる声が聞こえます。

初めは誰だか分らなかったものの、うちに人間だった頃の記憶をすべて取り戻します。

さらには父の言葉、慶蔵の優しさ、そして何より恋雪との時間が蘇り、自分が何者だったのかを思い出したのです。

その後、再生を続ける体に自分自身の技を打ち込み、再生を止め、静かに自らの命を絶ちます。

そして、恋雪と再会します。



炎に包まれた2人は、一緒に地獄へ行きました。

ユウ

恋雪は地獄と天国の手前で、100年以上、狛治を待っていたという説が濃厚です。

猗窩座の過去に関するSNSの声まとめ

SNSでは、猗窩座というキャラクターに対する印象が変わった、過去が辛すぎという声が多くあがっています。

無限城編の映画で、猗窩座の過去と最期を見届けたファンの声をまとめてみました。


これまで残忍な印象が強かった猗窩座に、人間らしさや愛情の記憶があったことに驚くファンも多く、共感や切なさの声が多く寄せられました。

また、ファンの考察では、猗窩座が鬼となった後も、無意識のうちに恋雪の存在を追い求めていたのではないかという見解があります。


理由は、女性を決して食べなかったという描写があるからです。

そして技の名前が全て花火の名前から来ていることからも、恋雪との記憶が影響しているとわかります。

ユウ

猗窩座の過去は映画で丁寧に描かれているため、原作はもちろんぜひ劇場でもご覧ください!

まとめ

この記事では、猗窩座の過去が描かれている原作の巻数や話数、そしてそのエピソードの内容について紹介しました。

  • 猗窩座の過去は第18巻・第154〜156話に描かれている
  • 猗窩座の人間時代の名前は狛治。辛い過去を持っている
  • 絶望の中で無惨と出会い、鬼としての人生が始まる
  • 最期は人間の記憶を取り戻し、自ら再生を止めて命を絶つ
  • ファンの間では「鬼滅で最も泣ける回」として高く評価されている

敵キャラでありながらも、多くのファンの心を揺さぶった猗窩座。
原作を読んでいない方も、ぜひこの機会に第18巻を手にとり、劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか?

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